top of page
勝豐精密有限公司
Sheng Fong Presicion Co. Ltd.
ピン・シャフト・機械部品を製造・加工


ISO 2768 公差を理解する|誤差範囲ではなく、国際製造の共通言語
設計図面では、寸法の横に「±0.1」や「±0.05」といった数値がよく記載されています。これは 公差(Tolerance)、つまり許容される寸法の誤差を示しています。 しかし、図面上に数百、数千もの寸法が存在する場合、すべての寸法に個別の公差を記入するのは非常に手間がかかり、誤記や漏れの原因にもなります。 そこで設計者・製造者・検査担当者が共通の基準で「許容誤差」を理解できるように制定されたのが、ISO 2768 国際公差規格 です。 左図: 各寸法に個別で公差を記載。 右図: 「ISO 2768-mK」を採用すれば、図面全体が統一された規格で表され、より明確で分かりやすい設計が可能になります。 --- なぜ ISO 2768 公差が必要なのか? ISO 2768 の基本思想はシンプルです。「すべての寸法に公差を記載する必要はない」。 図面に「ISO 2768-mK」と一行書くだけで、未記載の寸法にも共通の公差範囲が自動的に適用されます。 この仕組みにより、以下の3つのメリットが得られます。 記入ミス・漏れの削減:図面がシンプルになり、誤解が減る
11月5日読了時間: 5分
bottom of page