top of page
勝豐精密有限公司
Sheng Fong Presicion Co. Ltd.



ねじは締まる=良いとは限らない:頭部形状とドライブ形状の違い
ねじを選ぶ際、多くの人はサイズやピッチが正しいかどうかだけを確認します。「締め込めるなら問題ない」と考えがちです。 しかし実務現場では、本当の差はしばらく使用した後に現れます。 工具が何度も滑る ねじ頭が丸く摩耗する 数回の脱着でねじ山がなめる しっかり締めたはずなのに徐々に緩む 頭部が突出して他の部品に干渉する これらの問題は、多くの場合、材料不良ではありません。原因は最初に**頭部形状(Head Type)やドライブ形状(Drive Type)**を誤って選定したことにあります。 --- 一、頭部形状とドライブ形状は別物 頭部形状(Head Type 頭部形状(Head Type) ねじ頭の外形です。 影響する要素: 荷重分布 表面の仕上がり 他部品との干渉 外部工具か内部工具か つまり、取り付け後の見た目と接触状態を決めます。。 ドライブ形状(Drive Type) ドライブ形状(Drive Type) 工具がかかる部分の形状です。 影響する要素: トルク伝達効率 なめやすさ 組立効率 防拆性能 つまり、確実に締められるかどうかを決めます。
2月25日読了時間: 4分


ねじは入るのに締まらない?メートルねじ・ANSI統一ねじ・ウィットねじの重要な違い
Metric,ANSI/ASME,BS 加工や保全の現場で、よくあるトラブルがあります。見た目のサイズは近く、ねじ込めるのに、どうやっても締まらない。外してみると、ねじ山が傷んでいる──。 この原因は、加工不良や品質不良ではなく、最初からねじ規格(ねじ系統)を間違えているケースがほとんどです。 実務でよく出てくるねじは、主に次の三つの系統に分かれます: メートルねじ(Metric)、統一ねじ(ANSI/ASME)、ウィットねじ(BS)。 設計思想が違うため、混用はできません。 --- 1. ねじ規格は大きく3系統に分かれる 現場で最も混同されやすいねじ系統は次の3つです: メートルねじ(Metric Thread) 統一ねじ(Unified Thread, ANSI / ASME B1.1) ウィットねじ(Whitworth Thread, BS 84-1956) 違いは単位だけでなく、ねじ山角度・測り方・設計の出発点が根本的に異なります。 --- 2. メートルねじの見方:なぜ一番使われるのか? メートルねじは世界で最も普及しているねじ系統で、
2月11日読了時間: 4分


すべてのネジが同じではない:炭素鋼から Inconel 718 まで、材料選定のポイント
螺絲( Screws ) ネジを選ぶとき、多くの人が最初に見るのは「サイズ・ピッチ・頭形状」です。 しかし実務では、ネジのトラブルを左右する本当の要因は、材質であることが少なくありません。 錆びる、ねじ山が潰れる(なめる)、折れる、変形する、しばらくすると緩む── こうした問題は加工不良ではなく、最初の材質選定ミスが原因で起きることが多いのです。 --- 1. なぜネジの材質が重要なのか? ネジは使用中、同時に次のような条件を受けます: 締付け時のトルク 長時間の引張/せん断荷重 温度変化 湿気・薬品・屋外環境 脱着回数と疲労 材質は、これらの条件にネジが耐えられるかどうかを決めます。 サイズが間違っていれば、その場で入らず気づけます。しかし材質が間違っていると、使ってしばらくしてから問題が出て、起きた後のリカバリーが難しいのが特徴です。 --- 2. よく使うネジ材質を一気に整理 以下は実務でよく使われ、混同されやすい材質の一覧です。 ネジ材質 比較表 材質(中/英) ひとことで 主な用途 炭素鋼(Carbon Steel) 最も一般的で低コ
2月3日読了時間: 4分


RoHS から熔煉国まで:五金部品でよく出る「6大コンプライアンス書類」を一気に整理
加工業や五金部品の現場では、こんな感覚を持つ人が少なくありません。 「書類がどんどん増えている気がする。でも顧客が気にするのは毎回そのうちの1〜2枚だけ。」 大事なのは“書類が揃っているか”ではなく、 顧客が今どのリスク段階を見ているのかを判断できるかです。 --- 1. 五金部品でよく出る「6大コンプライアンス書類」とは? 実務で最も頻出し、つまずきやすいのが次の6つです。 RoHS(有害物質使用制限指令) REACH(化学物質の登録・評価・認可・制限) PFAS Free(PFAS不使用/不含有) EN 10204 3.1(材質証明/検査証明書) 原産地証明(CO:Certificate of Origin) 熔煉国証明(Melting Country/Country of Melt) 以降の章では、表記は主に略称または日本語で説明します。 --- 2. 第1段階の門番:RoHS/REACH/PFAS Free は何を管理している? このグループが見ているのは、たった一つです。 「この部品は市場に出せるか?」 加工方法や製造国にはあまり関心
1月29日読了時間: 4分


国際五金(ハードウェア)部品プラットフォーム紹介と比較McMaster-Carr、MISUMI、ACCU、PEM、易緊通(Yijintong)
International Hardware Parts Platforms 設備設計、機械の修理、五金部品の購買準備をするとき、最初の一手が「見積依頼」ではなく、海外の五金部品サイトで仕様を調べることになっている人は多いです。 これらのプラットフォームがよく使われる理由は、「必ずそこで買うから」ではありません。仕様が明確で、分類が整理され、信頼できる技術情報が揃っているからです。 ただし実務では、こんな状況に出会うことがあります。 仕様ははっきり分かったのに、実際に買うと必ずしも最適ではない。 本記事では、よく使われる国際五金部品プラットフォームを整理し、それぞれが「どんな場面に向いているか」を解説しつつ、なぜ最終的に「現地(ローカル)サプライヤー」を選ぶ人が多いのかも分かりやすくまとめます。 --- 1. エンジニアや購買担当が国際プラットフォームを調べる理由 国際プラットフォームの最大の価値は、**「仕様を分かりやすく説明してくれること」**です。 これらのサイトを使うと、以下を素早く確認できます。 寸法・公差・材質の定義...
2025年12月23日読了時間: 5分


世界の締結部品規格を一気に理解:なぜこんなに種類が多いのか?違い・用途・選び方を解説
Global Fastener Standards ネジ、ナット、ワッシャー、止め輪、ダウエルピンを探すと、DIN、ISO、JIS、ANSI、ASTM、CNS、GB、BS、AS…といった数多くの規格が登場します。 「なぜこんなに規格が多いのか?」「どこが違って、どう選べばよいのか?」 この記事では、世界の締結部品規格の由来・違い・用途をわかりやすく解説します。 --- 1. なぜ締結部品に規格が必要なのか? 締結部品は「組み合わせ部品」です。ネジはナットと、ワッシャーは穴径と組み合わせて使用します。ピッチや寸法が少しでもズレると: 入らない ネジ山が破損する 固着して外れない 互換性がなく修理できない 装置が破損する そのため、規格は「互換性・修理性・互通性・量産性」を確保するために存在します。 --- 2. なぜこれほど多くの規格が存在するのか? 工業化の初期、それぞれの国が自国の産業事情や技術習慣に基づき個別に規格を制定しました。 その結果、欧州、米国、日本、台湾など、各国で異なる規格体系が生まれました。 同じ「ネジ」でも国によって名称・寸法
2025年12月3日読了時間: 5分


なぜ位置決めピンにネジを付けるのか?― 内ネジ付き位置決めピンの巧みな構造 ―
一、位置決めピンと内ネジ付き位置決めピンの違い 内ネジ付き位置決めピン(Internally Threaded Dowel Pin) まずよくある疑問から。 「内ネジ付き位置決めピン」 は、一般的な位置決めピンと何が違うのでしょうか? 標準の位置決めピンは、固定や位置合わせ に使用されるもので、主に金型、機械部品、治具などに見られます。 一方で、内ネジ付き位置決めピン には、中心部に ネジ穴 が追加されています。 このネジ穴は飾りではなく、分解やメンテナンスを容易にするための重要な工夫 です。ネジをねじ込むことでピンを引き抜けるため、狭い場所でも簡単に取り外すことができます。 つまり: 一度固定して取り外さない構造 → 通常の位置決めピン 定期的に分解・メンテナンスが必要な構造 → 内ネジ付き位置決めピン 項目 通常の位置決めピン 内ネジ付き位置決めピン 機能 固定・位置合わせ 固定+分解・再使用可能 構造 無孔の実芯タイプ 片側または両側にネジ穴 取り外し方法 打ち出しまたは押し出し ネジをねじ込んで引き抜く 用途 恒久固定 分解・再組立てが必
2025年10月30日読了時間: 4分
bottom of page