割ピンの取付とサイズ選定ガイド|小さな部品が大きな安全を守る
- 翰君 陳
- 6 日前
- 読了時間: 3分
多くの機械や構造物で、割ピン(Cotter Pin) は見た目こそシンプルですが、安全を担保する重要部品です。ナット、シャフト用ピン、ジョイントなどに用いられ、穴に通して → 足を開いて固定 することで、振動や長時間運転による緩みを防止します。細い金属ピンでも侮れません。これが無いと、アセンブリ全体が瞬時に機能不全に陥ることがあります。
---
適切なサイズ選定が固定力を左右
選定の基本は 挿入穴径 と 使用環境 です。
穴径とピン径の関係ピン径は 穴径よりわずかに小さく するのが原則。例: Ø4 mmの穴には、おおよそØ3.2 mm(1/8")の割ピンを推奨。
ピン長さ固定対象の厚みより 少し長め を選び、2本の足をしっかり開いて固定できる長さに。短すぎ:防緩効果が不十分。長すぎ:過度に突出して外観や他部品との干渉を招く恐れ。
材質の検討
炭素鋼 – 一般用途で経済的
ステンレス SUS304/SUS316 – 高い耐食性。屋外・海運・食品機械環境に適合
亜鉛めっき品 – 必要に応じて防錆力を強化
---
購入前チェックリスト
購入前に以下を確認:
穴径 → ピン径は穴よりわずかに小さく、挿入しやすいこと
長さ → 2本の足を完全に開いて確実に押さえられること
材質 → 使用環境に応じて炭素鋼/ステンレス/亜鉛めっきを選択
数量 → 割ピンは基本 使い切り。予備を十分に用意
---
割ピンの取り付け(4ステップ・約3分)
穴に通す
ピンの軸を穴にまっすぐ合わせ、最後まで挿入。
頭部の当たりを確認
頭部が部品表面にぴったり密着し、隙間がないこと。
2本の足を開く
ラジオペンチ等で2本の足を反対方向へ曲げる。一方は表面に沿わせて押さえ、もう一方は反対側へ折り曲げてロック。
最終確認
両足が部品に密着し、浮きや周辺への接触傷がないこと。
ポイント
仕上げに軽くハンマーで叩き、より密着させる
割ピンは 再使用しない のが基本。取り外したら新品に交換
---
割ピンの主な使用箇所
ナットのロック(割りピン穴付きナット/六角ナットと併用)
シャフトピンやヒンジピンの固定
重荷重部の結合部における緩み止め
自動車/二輪車部品(車軸、ブレーキリンケージ等)
---
勝豐精密を選ぶ理由
割ピン選びでは、品質 と 安定供給 が同じくらい重要です。
勝豐精密 は以下の強みを提供します:
豊富な規格 – 小サイズから大型設備向けまで網羅
多様な材質 – 炭素鋼・ステンレス・亜鉛めっきで環境に適合
厳格な品質管理 – 寸法精度と表面状態を検査し、確実な取付を担保
迅速出荷 – 常時在庫、小ロットや急ぎの注文にも対応
専門サポート – サイズ選定や用途提案で取付ミスを低減
勝豐のサポートにより、設備の長期にわたる安全性と安定性を確保し、保守・交換コストを抑えられます。
---
📩 割ピンの選定は LINE(ID:@s9000)までお気軽にご相談ください。
Comments